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釣り用時計プロトレックの最適解は?2025年はマルチフィールドライン一択

釣り用時計やプロトレックの情報を探している方の中には、かつてのアングラーラインのような専用モデルが気になっている方も多いのではないでしょうか。

また、最近のスマートウォッチと比べてどちらが実際の釣り場で役に立つのか、その評判や評価に迷いを感じているかもしれません。2025年の今、釣り人にとって本当に頼りになる相棒はどのモデルなのか。

私自身も道具選びにはこだわりたいタイプなので、その悩みはよくわかります。この記事では、進化したプロトレックの現状と、なぜ今マルチフィールドラインを選ぶべきなのかについて、私の経験を交えてお話しします。

出典:カシオ公式
記事のポイント
  • プロトレック市場におけるアングラーラインとマルチフィールドラインの関係性がわかる
  • 釣果に直結する気圧センサーやタイドグラフの実践的な使い方が理解できる
  • Garminなどスマートウォッチと比較した際のプロトレック独自のメリットが明確になる
  • カーボンモデルのPRW-73Xや実用機PRW-70など自分に合うモデルが選べるようになる

2025年版釣り用時計プロトレックの最適解と選び方

かつては「釣り専用」と銘打たれたモデルが存在し、多くのファンに愛用されてきました。しかし、現在のアウトドアシーンでは、より統合的でタフな機能が求められるようになり、プロトレックもその姿を進化させています。

まずは、今私たちが選ぶべきプロトレックの現在地と、後悔しない具体的なモデル選びの基準について、詳しく解説していきましょう。

アングラーラインからマルチフィールドラインへの移行

アングラーラインからマルチフィールドラインへの移行

以前、プロトレックには「アングラーライン(Angler Line)」というシリーズ(PRT-B70など)がラインナップされていました。これはスマートフォンとのBluetooth連携を前提とし、専用アプリで釣果ポイントを記録したり、詳細なタイドグラフを設定したりできる画期的なモデルでした。

しかし現在カシオは釣りというアクティビティを「単なるレジャー」ではなく「過酷な自然環境への介入」と捉え直し、より上位の概念である「マルチフィールドライン(Multi Field Line)」へと統合を進めています。

ここがポイント

「マルチフィールド」とは、その名の通り海、川、山などあらゆるフィールドに対応できるという意味。これは廃止というネガティブなものではなく、釣り専用機以上の耐久性と防水性を備えた「プロスペック化」への進化だと捉えてください。

以前のアングラーラインが「スマホの機能を拡張するデバイス」的な側面を持っていたのに対し、マルチフィールドラインは「時計単体で完結するサバイバルギア」としての性格を強めています。

スマホを取り出せないような荒れた磯場、ウェーディング中の予期せぬ水没、そして電波の届かない源流部。そうした極限状態でこそ真価を発揮するのが、新しいプロトレックのスタイルなのです。

マルチフィールドラインのラインナップと違いを比較

では、具体的にどのモデルが2025年の釣り人にとっての「正解」なのでしょうか。現在、店頭やオンラインストアで主力として並んでいるのが、以下の3つのモデルです。

これらは全て「マルチフィールドライン」に属し、釣りに不可欠な20気圧防水を標準装備していますが、採用されている素材と価格、そしてターゲットとなるアングラー像が明確に異なります。

モデル名価格(税込)ベゼル素材バンド素材特徴
PRW-70Y-1JF¥70,400ステンレスシリコーン樹脂実用コスパ機 無機ガラス採用でガシガシ使える
PRW-73X-1JF¥93,500積層カーボンソフトウレタンハイエンド入門 カーボン×ウレタンの軽快な装着感
PRW-73XT-1JF¥115,500積層カーボンチタン(メタル)至高の旗艦機 カーボン×チタンの最強タフネス

このように、大きく分けると「実用性を極めたPRW-70Y」と、「素材のロマンを追求したPRW-73シリーズ(XとXT)」というラインナップになっています。

それぞれのモデルがどんなアングラーに向いているのか、私の視点で詳しく解説していきましょう。

実用性で選ぶならPRW-70がコスパ最強の評価

まず、価格と性能のバランスに最も優れた「PRW-70Y-1JF」です。もしあなたが、「道具は使ってナンボ」「傷を気にせず磯場を駆け回り、魚とのファイトに集中したい」という現場至上主義のアングラーなら、このモデルこそが最適解です。

価格は70,400円と、今回紹介する3モデルの中では最も手頃ですが、機能面に一切の妥協はありません。方位、気圧/高度、温度を計測するトリプルセンサー Ver.3や、タフな20気圧防水といった核心部分は上位モデルと全く同等です。

このモデル最大の特徴は、ケースと裏蓋、そしてバンドをつなぐラグ部分を一体化した「メタルレイヤー構造」による圧倒的なコンパクトさにあります。ケース厚はわずか14.5mm。防寒着の袖口にも引っかかりにくく、繰り返されるキャストやリトリーブの動作を一切邪魔しません。

ここが買い!

バンドにはカシオ独自の「デュラソフトバンド(シリコーン樹脂)」を採用しています。これは通常のウレタンバンドよりも柔らかく、手首へのフィット感が抜群です。汗や海水で濡れても不快感が少なく、汚れたら水で丸洗いできるメンテナンス性の高さも、ハードな釣行には嬉しいポイントです。

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所有欲を満たすPRW-73Xはカーボン搭載の最高峰

次に、釣具(タックル)へのこだわりが人一倍強い「玄人」のためのモデル、「PRW-73シリーズ」です。

このシリーズ共通の魅力は、ハイエンドのロッドと同じ「積層カーボン素材」をベゼルに採用している点と、極めて傷に強い「サファイアガラス」を風防に装備している点です。

磯場の鋭利な岩や、テトラポッド、あるいはルアーのフックが当たっても、サファイアガラスなら傷つく心配はほぼありません。常にクリアな視界を確保できることは、情報を読み取るスピードに直結します。

PRW-73X-1JF(ウレタンバンドモデル)

価格は93,500円。ベゼルの積層カーボンは、波のうねりをイメージした切削加工が施されており、スピニングリールのスプールを思わせるブルーのリングがアクセントになっています。

バンドには「ソフトウレタン」を採用しており、カーボンの持つ重厚な高級感と、ウレタンバンドならではの軽快な装着感を両立させています。

「所有欲は満たしたいけれど、メタルバンドの重さは苦手」というアクティブな方にはこちらがベストです。

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PRW-73XT-1JF(チタンバンドモデル)

価格は115,500円。こちらはバンド素材に「チタン」を採用した、シリーズ最高峰のフラッグシップモデルです。チタンは軽量で錆びにくく、金属アレルギーも起こしにくい素材として知られています。

さらに、表面にはブラックIP(イオンプレーティング)処理が施され、耐摩耗性が飛躍的に向上しています。漆黒の輝きは使い込んでも色褪せることがありません。

バックルにはダブルロック式の中留を採用しており、ランディング時の激しい動きでも時計が外れるリスクを極限まで低減しています。「妥協なき最強のギア」を求めるなら、迷わずこれを選んでください。

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アプリ連携不要の自律駆動が釣り場で最強である理由

「スマホと連携しなくて不便じゃないの?」と思う方もいるかもしれません。確かに、ログ管理などの面ではスマホ連携も便利です。

でも、想像してみてください。雨が降りしきる中でのウェーディング中や、足場の悪い岩場で、いちいちスマホを取り出してアプリを操作したいでしょうか?

私自身、過去にはスマホ連携モデルを使っていましたが、結局釣り場ではスマホを防水ポーチに入れっぱなしにしてしまい、わざわざ取り出すのが億劫になることがほとんどでした。

マルチフィールドラインの真骨頂は、「腕元のボタン操作だけで必要な情報がすべて完結する」という自律性にあります。

気圧の変化も、潮の満ち引きも、時計を見るだけ。このシンプルさが、結果として画面を見る時間を減らし、水面を見る時間を増やしてくれます。つまり、釣りに集中できる環境を作ってくれるんです。

釣り用時計プロトレックで釣果を上げる機能と競合比較

ここからは、プロトレックが単なる「防水時計」ではなく、なぜ「釣れる道具」になり得るのか。その機能的な根拠と、よく比較されるライバル機との違いについて、さらに深掘りしていきます。

気圧傾向グラフの見方を知れば魚の時合いが予測できる

プロトレック最大の武器、それが「気圧センサー」です。多くのベテランアングラーが経験則として知っている通り、魚の活性は気圧の変化に敏感です。

特に低気圧が接近して気圧が下がり始めるタイミングは、魚の浮袋の調整やプランクトンの動きに関連し、食い気が立つ「荒食い(フィーディング・フレンジー)」のチャンスとされています。

プロトレックの液晶画面には、過去の気圧変化が折れ線グラフ(気圧傾向グラフ)として表示されます。

  • グラフが右肩下がりになった時:低気圧が接近中。魚の活性が上がるチャンスタイムの到来かも。
  • 急激な変化があった時:アラーム音と矢印でお知らせ。これは釣れる合図であると同時に、雷雨や突風などの天候急変の予兆なので、安全確保の意味でも非常に重要です。

カシオのトリプルセンサー技術により、わずかな気圧の変化も敏感にキャッチします。この「見えない時合いを可視化する」機能こそが、私がプロトレックを手放せない最大の理由です。

(出典:CASIO公式サイト『TRIPLE SENSOR』

タイドグラフと月齢機能で潮の動きを完璧に把握する

海釣りにおいて、潮(タイド)の状況を知らずに釣行するのは、地図を持たずに登山するようなものです。PRW-70やPRW-73には、現在地の潮汐情報を表示するタイドグラフと、月の満ち欠けを表示するムーンデータ機能が搭載されています。

特に私が気に入っているのが、アナログ針を使った表示の直感性です。レトログラード針(扇形の運針)が「今は満潮に向かっているのか(上げ潮)、干潮に向かっているのか(下げ潮)」を物理的な針の位置で示してくれます。

デジタルの数値表示だと「今の潮位は120cm」と出てもピンときませんが、針が右に振れていれば「これから潮が満ちてくる」と一瞬で理解できます。「あと1時間で潮止まりだから、今のうちに場所移動しよう」といった判断が、スマホなしで即座にできるようになります。

20気圧防水とタフソーラーが釣果を変える必須機能

時計のスペック表にある「10気圧防水」と「20気圧防水」の差は、数字以上に大きいです。一般的な登山用モデルは10気圧防水が多いですが、釣り、特にウェーディングやカヤックフィッシング、あるいは波を被る磯釣りでは、瞬間的に強い水圧がかかる場面があります。

マルチフィールドラインが標準装備する20気圧防水は、いわばダイバーズウォッチに近い安心感を提供してくれます。水没を恐れて手元を庇う必要がないので、ランディング(魚の取り込み)の際も、躊躇なく水中に手を突っ込めます。

そして忘れてはならないのが「タフソーラー(ソーラー充電)」です。GPS搭載のスマートウォッチは頻繁な充電が必要ですが、プロトレックは蛍光灯の光でも発電し、フル充電なら暗所でも約半年間動き続けます。遠征先で「充電ケーブルを忘れた!」という絶望や、大事な場面での電池切れという悪夢から完全に解放されるのです。

ガーミンInstinct2と比較してわかるソーラーの優位性

釣り用時計を検討する際、強力なライバルとなるのがGarminの「Instinct 2 Fishing Edition」などの高機能スマートウォッチです。

確かにGPSでポイントを記録したり、魚探と連携したりする機能は未来的で素晴らしいものです。しかし、私があえてプロトレック推しなのは「バッテリー管理からの完全な解放」があるからです。

比較項目Garmin Instinct 2PRO TREK (PRW-70/73)
電源・充電充電式(GPS使用で数日)タフソーラー(実質メンテナンスフリー)
操作性多機能メニュー階層を操作専用ボタンで即座にアクセス
製品寿命バッテリー劣化など(スマホ的)長期間使用可能(ギア的)

Garminは便利ですが、やはり「充電ケーブル」という荷物が増えますし、バッテリーの劣化問題もつきまといます。数週間の遠征や、万が一の災害時などを考えると、光さえあれば半永久的に動き続けるプロトレックの「自律性」は、サバイバルツールとして圧倒的に信頼できます。

夜釣りでも安心なネオンイルミネーターと高い視認性

アオリイカを狙うエギングや、ランカーサイズを求めるシーバスゲーム、あるいは夏の夜のアジングなど、私たちアングラーにとって「夜(ナイトゲーム)」は主戦場の一つです。

また、魚の活性が最も高まる朝マズメ・夕マズメの薄暗い時間帯は、人間の目にとって最も視界が利きにくい危険なタイミングでもあります。

そんな暗闇での釣行において、プロトレック(特にPRW-70/73系)が圧倒的な支持を得ている理由の一つが、カシオ独自のライティング技術「ネオンイルミネーター」です。

ただ光るだけではない「浮かび上がる」視認性

一般的なデジタル時計のバックライトは画面全体が明るく光りますが、ネオンイルミネーターは根本的に仕組みが異なります。

内蔵されたブラックライト(紫外線LED)が発光し、その光に反応する特殊な蛍光体インクが塗布された針やインデックスだけが、暗闇に鮮やかに浮かび上がるのです。

これにより、以下のような実戦的なメリットが生まれます。

ナイトゲームでの優位性

  • 暗順応を妨げない:画面全体が激しく発光しないため、暗闇に慣れた目(暗順応)を眩しさでリセットしてしまうことがありません。ライトを消した後、すぐに海面の状況把握に戻れます。
  • 高いコントラスト:針と文字板のコントラストが極めて高いため、視界が悪い状況や、偏光グラスをかけたままの状態でも、一瞬のチラ見で時刻や気圧を認識できます。

STN液晶による広視野角の確保

アナログ針だけでなく、デジタルの液晶部分にもこだわりがあります。マルチフィールドラインの上位機種には、従来よりもコントラストが高く、視野角の広い「STN液晶」が採用されています。

ロッドを握ったまま手首を少しひねって時計を見る際、斜めからの角度でも数字がくっきりと読み取れる。このわずかなストレスの無さが、集中力を切らさないための重要な要素となります。

暗闇の中でネオンイルミネーターを点灯させると、まるで航空機のコックピット計器のように幻想的なグリーンやブルーの光が浮かび上がります。

この瞬間、「良いギアを使っている」という高揚感に浸れるのも、プロトレックならではの隠れた魅力と言えるでしょう。

総括:釣り用時計プロトレックの最適解は?2025年はマルチフィールドライン一択

ここまで、2025年の視点から釣り用時計「プロトレック」の進化と真価について徹底解説してきました。

かつてのアングラーラインから「マルチフィールドライン」への移行は、一見すると釣り専用機能の縮小に見えたかもしれません。

しかし、その実態は「釣り人のためのプロスペック化」に他なりませんでした。釣竿と同じカーボン素材、岩場でも傷つかないサファイアガラス、そして波を被っても動じない20気圧防水。

これらのタフなスペックは、過酷なフィールドに立つ私たちへのカシオからの回答です。

「情報はスマホで見ればいい」という便利な時代です。しかし、魚とのファイト中や、一瞬の判断が生死を分けるような荒れた海で、スマホはあまりに無力です。

そんな時、腕元に目をやるだけで気圧の急変(天候の崩れ)を察知し、潮の流れを読み、直感的に「今だ」と判断できる。プロトレックは単なる時計ではなく、「第六感を拡張するギア」としての価値を持っています。

実用性を極めたPRW-70を選ぶか、所有する悦びを追求したPRW-73を選ぶか。どちらを選んだとしても、その時計はあなたの釣行における頼もしい相棒となり、ボウズ(釣果なし)の悔しさも、ランカーサイズを釣り上げた歓喜も、すべて同じ時間を刻んで共有してくれるはずです。

ぜひ、信頼できる「右腕」を迎えて、次の釣行で自己記録更新を狙ってみてください。良い釣りを!

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