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プロトレック ハイカーライン完全ガイド!違いと選び方を徹底解説

「プロトレックから新しいラインが登場したらしいけど、今までのモデルと具体的に何が違うの?」「本格的な登山というよりは、キャンプや低山ハイクで使いたいんだけど、自分に合っているのかな?」そんなふうに購入を迷っていませんか。

実はこの「ハイカーライン」、これまでの「プロトレック=ガチ登山家のための計器」という重厚なイメージを良い意味で裏切る、めちゃくちゃ使い勝手の良いモデルに仕上がっているんです。

「機能は減ったのに、なんでこんなに注目されているの?」という疑問を持つ方も多いはず。そこには、現代のアウトドアスタイルにマッチした明確な理由があります。

この記事では、ハイカーラインの全貌から、スペック表だけでは分からない実際の着用感、そしてあなたにぴったりの一本を見つけるための選び方まで、余すことなく徹底的に解説します。

記事のポイント
  • 従来のクライマーラインとハイカーラインの決定的な違いと、選ぶべき理由
  • 自分に最適なモデルがどの型番なのか、迷わずに即座に判断できる
  • カタログスペックには載っていない、実際のフィールドでの使い勝手やメリット
  • 購入前に知っておくべき注意点やよくある疑問をすべて解消し、納得して選べる

プロトレック ハイカーライン 完全ガイド:基礎知識編

まずは、ハイカーラインが一体どんな時計なのか、その全体像をしっかりと掴んでおきましょう。

ここを読めば「なぜ今、カシオがこの新しいラインを投入したのか」、そして「どんなユーザーに向けて作られたのか」がハッキリと見えてくるはずです。

ハイカーラインとは?歴史と特徴、メリット・デメリット

ハイカーラインとは?歴史と特徴、メリット・デメリット

2024年、30年近い歴史を持つプロトレックブランドに新しい1ページが加わりました。それがこの「ハイカーライン(Hiker Line)」です。

これまでプロトレックといえば、方位・気圧/高度・温度を計測できる「トリプルセンサー」を搭載した、いわゆる「クライマーライン」が主流でした。私もクライマーラインのPRW-60などを愛用していますが、あれはいわば「腕につける精密計器」なんですよね。

対してハイカーラインのコンセプトは、もっと軽やかで自由です。命がけの雪山登山ではなく、週末の低山ハイクやキャンプ、ロングトレイル、そしてそのまま街へ繰り出せるような「シームレスな使い心地」を目指して開発されました。

近年流行している「UL(ウルトラライト)ハイキング」の思想にも通じるものがあります。

ここがハイカーラインの革新的な点

  • トリプルセンサーをあえて非搭載に: 「えっ、センサーないの?」と思うかもしれませんが、ここが最大のポイント。トリプルセンサーをあえて搭載せず、Bluetoothとタフソーラーに機能を絞り込むことで、“ちょうどいい”コンフォートサイズとPRO TREKシリーズ最軽量クラスの装着感を実現しています
  • スマホ連携がメイン機能: 専用アプリ「CASIO WATCHES」とBluetooth接続することで真価を発揮します。時刻の自動修正はもちろん、時計のボタンを押すだけで地図上に現在地と時間を記録する「タイム&プレイス」機能が使えます。後で「あ、ここ絶景だったな」とログを見返すのが楽しいんです。
  • 環境に優しい素材: 自然を楽しむための時計だからこそ、ケースやバンドなど主要な樹脂パーツにバイオマスプラスチックを採用。環境負荷を減らす素材選びは、現代のハイカーの心に響く仕様です。(出典:カシオ計算機株式会社『バイオマスプラスチック』

最大のメリットは、やはり「着けていることを忘れるほどの軽さ」でしょう。長時間歩くトレッキングにおいて、手首の重さはボディブローのように地味なストレスになります。

また、バックパックを背負ったり下ろしたりする際に時計が引っかかりにくいコンパクトなサイズ感も魅力です。デザインもゴツすぎず、普段のパーカーやシャツスタイルにも違和感なく馴染みます。

購入前に知っておきたいデメリット

逆に言えば、時計単体で「今、標高何メートル?」とか「気圧が急激に下がってきたから雨が降るかも」といった環境判断はできません。そういった情報はスマホアプリやYAMAPなどを見る必要があります。

「スマホを取り出さずに、手元だけで気圧変化を知りたい」という本格的な登山シーンや、スマホのバッテリーを温存したいシビアな環境では、従来のクライマーラインの方に軍配が上がります。

シリーズ一覧・ラインナップとモデルの違い(比較表)

ハイカーラインは、樹脂バンドのPRJ-B001系と、クロス/バンジー系バンドのPRJ-B001B系に大別すると理解しやすいです。

型番が似ていて非常にややこしいですが、違いはシンプルに「バンドの素材」と、それに伴う「重量」だけと思って大丈夫です。

項目PRJ-B001 シリーズPRJ-B001B シリーズ
特徴スタンダードな樹脂バンドモデル軽量・ギア感を重視したモデル
バンド素材ソフトウレタン (G-SHOCKなどで馴染みのある樹脂バンド)バンジーコード (伸縮性のある布製コードを編み込んだバンド)
重量約44g約37g(シリーズ最軽量!)
装着感手首に吸い付くような安定したフィット感。水濡れ後の拭き取りも楽。通気性が抜群で、汗をかいてもベタつかない。ウェアの上からでも装着可能。
ベゼルロータリーガードベゼル(回転させてボタンをガードできる仕様)
主な機能タフソーラー、Bluetooth連携(Time & Place)、10気圧防水、耐低温(-10℃)、LEDライト

中身のモジュール(機械部分)やケースサイズは全く同じなので、選ぶ際は「普通の時計っぽいカチッとした着け心地がいいか(ウレタン)」「もっと軽くてアウトドアギアっぽいラフな見た目が好きか(バンジーコード)」で決めてしまってOKです。

人気モデル・定番モデルを紹介

「違いはわかったけど、結局みんなはどれを選んでるの?」という方のために、特に人気の高いモデルをピックアップしてご紹介します。

【定番の王道】PRJ-B001-1JF(チャコールグレー)

【定番の王道】PRJ-B001-1JF(チャコールグレー)

迷ったらこれを選べば間違いありません。真っ黒ではなく、少しニュアンスのある落ち着いたチャコールグレーのボディに、ソフトウレタンバンドを組み合わせた最もベーシックなモデルです。

アウトドアウォッチ特有の「派手さ」が抑えられているので、スーツとまではいきませんが、オフィスカジュアルやジャケパンスタイルなら十分対応できる「真面目さ」も持っています。

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【圧倒的人気】PRJ-B001B-2JF(ダスティーブルー)

カシオ プロトレック ハイカーライン PRJ-B001B-2JF ダスティーブルー バンジーコードバンド仕様 正面全体図

ハイカーラインのアイコン的存在がこちら。鮮やかながらも彩度を落とした「くすみブルー」が、森や空の自然色に溶け込みます。

最大の特徴はこのモデルに採用されている「バンジーコードバンド」です。伸縮性があるので、手袋をしたままでも、ウェアの上からでもグイッと引っ張ってサッと装着できます。

汗をかいても布製なので蒸れにくく、汚れたら洗える。まさに「野外で遊ぶための時計」です。

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関連記事:プロトレック完全ガイド:全シリーズの特徴・選び方からおすすめモデルまで徹底解説

プロトレック ハイカーライン 完全ガイド:選び方決定版

ここからは、実際に購入を検討している方に向けて、後悔しない選び方を深掘りしていきます。スペック表には載っていない、私の主観マシマシのアドバイスも含めてお伝えしますね。

迷ったらここだけ見ればOKな選び方3軸

種類が多くて選べない!という時は、以下の3つの軸で自分のスタイルと照らし合わせてみてください。

  1. 「街」か「山」か、どちらの比重が大きいか? 普段は仕事で使いつつ、週末にたまにハイキングへ行く程度なら、汚れをサッと拭き取れて見た目もベーシックなウレタンバンドの「PRJ-B001」がおすすめです。逆に、週末のアクティビティでガッツリ使いたい、あるいはフェスやキャンプが主戦場なら、通気性と軽さに特化した「PRJ-B001B」の快適さが光ります。
  2. ファッションの好みは? シンプルコーデやモノトーンが多いなら、ブラックやチャコール系が鉄板です。一方で、アースカラーの服やアウトドアファッションが好きなら、コヨーテカラー(ブラウン系)やブルーなどの有彩色を選ぶと、手元がアクセントになって一気におしゃれに見えます。
  3. 「軽さ」への執着心はあるか? 1gでも荷物を軽くしたい!というUL(ウルトラライト)ハイカー志向の方なら、迷わず37gのバンジーコードモデル一択です。「たかが7gの差でしょ?」と思うなかれ。腕を振って歩く際の慣性モーメントが違うので、長時間の疲労感に差が出ます。この軽さは一度味わうと戻れません。
初心者向けのモデルと用途別おすすめ

初心者向けのモデルと用途別おすすめ

ハイカーラインは、実は「プロトレックデビュー」に最適なシリーズでもあります。従来のモデルのようにボタンがたくさんあって、操作を覚えるのが大変…なんてことはありません。スマホと繋げば時刻も勝手に合いますし、難しいことを考えずに使い始められます。

【シーン別】私ならこれを選ぶ!おすすめモデル

  • 仕事帰りにジムやランニングへ直行したい人: PRJ-B001-1JF(チャコール) 汗をかいても水洗いしやすいウレタンバンドが便利。職場でも浮かないステルス性が魅力です。
  • 夏フェスやキャンプで個性を出したい人: PRJ-B001B-2JF(ダスティーブルー) Tシャツスタイルに映えるカラーと、ギア感満載のコードバンドが気分を上げてくれます。
  • 女性や腕が細い方、ペアで着けたい方: PRJ-B001-7JF(オフホワイト) 明るい膨張色はサイズ感を軽く見せる効果があり、女性の腕にも可愛くフィットします。女性が少し大きめの時計をする「ボーイズサイズ」的な使い方がすごく似合います。
PRJ-B001-1JF(チャコールグレー)

エントリー・ミドル・ハイエンド価格帯別おすすめモデル

ここで一つ、非常に重要な補足があります。通常の時計選びだと「高いほうが機能が良い(ハイエンド)」で「安いほうが機能が少ない(エントリー)」となりますが、ハイカーラインに関しては、モデル間の機能差(性能差)は一切ありません。

すべてのモデルが同じ定価(メーカー希望小売価格 25,300円 税込)で設定されており、実売価格でも数千円の差に収まっています。つまり、予算でグレードを選ぶのではなく、純粋に「見た目とバンドの好み」だけで選んでいいんです。

もし、これ以上の機能(方位磁石、高度計、電波時計など)を求めるなら、それはもう「ハイエンド」というよりも「別のシリーズ(クライマーラインのPRW-60やPRW-30など)」を検討すべき段階です。ハイカーライン内では、どれを買っても「松竹梅」のランク差はないので安心してください。

補足:価格帯で何が違うのか?

「機能が同じなら、なんで実売価格が違うの?」と疑問に思うかもしれません。Amazonや楽天を見ていると、色によって2,000円〜3,000円違うことがありますよね。これは単純に「流通在庫のバランス」や「その時の人気の偏り」によるものです。

一般的に、黒やグレーなどの定番色は需要が安定しているため値崩れしにくく、逆に個性的な色やシーズンカラーは、タイミング(在庫調整など)によって安くなることがあります。

中身は全く一緒なので、色に強いこだわりがなければ「その時一番安いカラー」を狙って、浮いたお金で替えのバンドやアウトドアギアを買うのも賢い買い方ですよ。

結論:ハイカーラインはこんな人におすすめ

長々と語ってきましたが、結論としてハイカーラインは以下のような方に猛烈におすすめします。

  • 本格的な「登山」というより、ライトな「ハイキング」や「キャンプ」を楽しみたい人
  • 時計に「高度計」などの専門的な計器としての機能までは求めていない人(スマホで十分という人)
  • とにかく軽くて、長時間着けていても手首が疲れない時計が欲しい人
  • G-SHOCKは好きだけど、もう少し大人っぽい落ち着いた「アウトドア感」が欲しい人
  • 面倒な時刻合わせや電池交換をしたくない人(ソーラー&Bluetooth連携は本当に楽です!)

よくある質問(FAQ)とハイカーラインのおすすめ記事一覧

最後に、購入前によく聞かれる質問をまとめておきました。ここで不安を解消しておきましょう。

Q. スマホがないと使えないんですか?
A. いいえ、ご安心ください。時計単体でも普通の時計として十分使えます!「タフソーラー」での駆動や「10気圧防水」、ストップウォッチ、アラーム、ライトなどは時計単体の機能として完結しています。ただ、時刻の自動修正や、地図にログを残す機能はスマホが必要です。

Q. バンジーコードバンドは伸びてしまわない?
A. テントやバックパックなどのアウトドア用品に使われる丈夫なコード素材なので、耐久性はかなり高いです。ただ、ゴム製品なので長年の使用で経年劣化する可能性はゼロではありませんが、構造がシンプルなので市販のコードでDIY交換もしやすいですよ。

Q. 電池交換は必要ですか?
A. 基本的に不要です。「タフソーラー」を搭載しているので、太陽光や室内の蛍光灯の光で充電して動き続けます。引き出しの奥にしまい込まなければ、電池切れの心配はほぼありません。

Q. 水洗いはできますか?
A. はい、10気圧防水なので、ハイキング後の汗や泥汚れを水道でジャブジャブ洗えます。バンジーコードバンドの場合は、中性洗剤で手洗いして陰干しすれば清潔に保てます。

PRJ-B001-1JF(チャコールグレー)

総括:プロトレック ハイカーライン完全ガイド!違いと選び方を徹底解説

ここまで、プロトレックの新しい挑戦である「ハイカーライン」について、特徴や選び方を徹底的に解説してきました。最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

ハイカーラインは、単なる「機能が省略された廉価版」ではありません。それは、30年近く「過酷な自然環境」と向き合い続けてきたプロトレックが辿り着いた、「現代の私たちのライフスタイルに寄り添う」という新しい答えです。

高機能なセンサーを詰め込んでスペック競争をするのではなく、私たちが日常や週末のライトなアクティビティで本当に必要としていた「圧倒的な快適さ」と「気軽さ」を、極限まで追求したモデルだと言えます。

記事の要点をおさらい

  • ガチ登山ではなく、ハイキングやキャンプ、タウンユースを楽しむなら最高の選択肢。
  • スマホ連携(タイム&プレイス)とタフソーラーがあれば、日常使いで困ることはまずない。
  • モデル選びに迷ったら「見た目の好み」と「バンドの素材(安定のウレタン or 軽快なバンジーコード)」だけで決めてOK。

「山に行くなら、もっと高い時計じゃなきゃダメかな?」なんて心配はいりません。むしろ、この軽やかさが、あなたの「ちょっと外へ出かけようかな」という気持ちを後押ししてくれるはずです。

ぜひ、あなたのスタイルに合ったお気に入りの一本を見つけてください。そして、その新しい相棒と一緒に、森へ、街へ、まだ見ぬフィールドへと軽やかに飛び出してみてくださいね!

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